精神疾患一般
症状
以下のような症状でお困りになられている方に対して、治療を行っています。
「監視されているように感じる」「誰もいないのに人の声が聞こえる」「憂うつが続き、何をしても楽しめない」「人と会うのが億劫である」「睡眠時間が極端に少なく、活動的である」「継続的に気分が高揚している」「不眠が続いている」「身体の不調を感じ検査をしたが異常がない」「感情のコントロールが難しい」等々。
症状は様々であり、本人の訴えと本人を取り巻く周囲からの評価が一致しない場合も多く、また、症状により生活のしづらさが表れることも多くあります。
治療法
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薬物療法
「抗精神病薬」「抗不安薬」「睡眠薬」「抗うつ薬」「気分安定薬」等を用いた薬物療法は、脳の機能異常に対して直接治療するもので、比較的速やかに症状を軽減することが可能です。薬の種類や量を調整しながら治療を進めていきます。
薬の作用、副作用については医師あるいは薬剤師から指導を受けることもできます。 -
多職種介入による包括的な支援
医師、看護師、薬剤師、作業療法士、心理士、栄養士、精神保健福祉士等の専門職が連携し、それぞれの専門性を活かしながら、患者様の回復へ向けてチームでサポートしていきます。
医療的な支援はもちろん、福祉的な支援も必要となることが多く、各分野の支援を適切に受けることができます。 -
生活支援
必要に応じ制度や社会資源を活用し、生活支援を行います。住まい、就労、お金等の日常生活の困りごとについてもご相談にのります。
患者様が地域で安心・安全に自立して生活できるように、各関係機関とも連携し必要なサービス調整を行います。
治療・支援の一例
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1
自宅の部屋に引きこもりがちとなり、怒りっぽかったり、独り言が増えたりし、対応に困っている。
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2
当院へ受診相談し、受診予約をとる。
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3
診察の結果、入院治療が必要とされ入院となる。
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4
薬物療法、作業療法、心理検査等を実施し入院時の症状が軽快する。
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5
退院後、自宅での生活が困難なため、公的サービスの調整や関係機関と連携、施設探しを当院が行い、退院をする。
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6
退院後、外来通院でサポートを継続し、必要に応じ関係機関との連携、公的サービスの調整を行う。
入院のご案内
精神疾患一般でお困りの
ご家族へ
家族にできること
WHAT FAMILIES CAN DO
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病気について正しい知識を持つ
精神疾患とはどのような病気か、症状や治療法はどのようなものがあるか、正しい知識を持つことが本人の力となり、本人を支える一歩となります。
家族支援として、病気や治療・支援について当院からもご説明可能ですので、必要に応じてご相談ください。 -
本人の気持ちに寄り添う
本人は今までに体験したことのない不安を抱えています。様々な症状に苦しむ気持ちに寄り添い、「家族はあなたの味方」というメッセージを送りましょう。
本人を励ますことが、時にはプレッシャーになることもあります。励ますより本人から出てくる「声」を聞きましょう。 -
家族だけで抱え込まない
本人の回復には、家族が疲れないことも必要です。家族が困った際は、抱え込まず医療者等に相談してください。
また、家族会や自助グループ等に参加し、同じような立場にある方々の話を聞くことで気持ちが楽になることもあります
家族会について
ABOUT FAMILY GROUP
準備中
ご家族がつながれる
自助グループ
ABOUT SELF-HELP GROUPS
「公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会」
https://seishinhoken.jp
「一般社団法人 北海道精神障害者家族連合会」
https://hokkaren.com
「NPO法人 札幌市精神障害者家族連合会」
https://sakkaren.com